東京玻璃製造同業組合から東京ガラス製造同業組合への改称

概説と明治・大正の歩み

東京ガラス

ガラスと聞くとガラス屋さんが売っていて、家の窓ガラスなどに使われる板ガラス(フロートガラス)を思い浮かべると思うのですが、ここではもう少し伝統的なガラス作りをしている、日本の硝子工業会についてご紹介いたします。

社団法人東部硝子工業会《イッパンシャダンホウジントウブガラスコウギョウカイ》

『TOBU GLASS INDUSTRY CO-OPERATIVE ASSOCIATION (TGIA) OF JAPAN』

東京都の伝統工芸品として指定されている、江戸時代からの伝統を受け継ぎ、手作業で作られたガラス製品、「江戸硝子」の地域ブランドにおいての周知活動、および「江戸硝子」を製造する会員企業の応援などを行っている。また、墨田区、ガラス同業市実施委員会との「すみだガラス市」の共同主催、伝統工芸士の江戸硝子職人展への推薦、「百歳訪問事業コンペ」への応募などもその事業の一部である。 以下は、そんな「社団法人東部硝子工業会」の、実に130年以上にも渡る歩みを紹介したものである。

明治から大正にかけての歩み

東京府知事の認可により、明治12年(1879年)に76名の商工合同で、「東京玻璃製造人組合睦会」を設立。17年後の明治29年(1896年)、「東京玻璃製造業者組合」の改組、明治31年(1898年)の「東京玻璃器工同業組合」への改組、明治33年(1900年)組織分離による「東京玻璃製造同業組合」の設立、大正4年(1915年)「東京硝子製造同業組合(東京ガラスせいぞうどうぎょうくみあい)」へ改称する。※つづく

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